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白と黒で体の美しさ表現-北堀江のフラワーカフェで「解放展」

白のキャンバスに黒の木炭を幾重にも重ねて「体の美しさ」を表現する西脇正子さん

白のキャンバスに黒の木炭を幾重にも重ねて「体の美しさ」を表現する西脇正子さん

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 生花店にカフェとギャラリーを併設する「フラワーカフェ バオバブ」(大阪市西区北堀江1、TEL 06-6535-8721)で現在、イラストレーター・西脇正子さんの個展「解放展」が行われている。

「男性の体が持つ躍動感」を表現した作品

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 現代美術作家の濱田美由紀さんが企画・運営を担当する同店のギャラリースペースは、「若手作家や学生を応援したい」との思いから、1ヶ月ごとに無料で開放している。リニューアルオープンした今年3月から、油絵、イラスト、コサージュなどさまざまなジャンルの作家を月替わりで紹介してきた。

 白のキャンバスに黒の木炭で「人の体」を描く西脇さんを紹介する9月の展示は、「強さと優しさを持ち合わせた作風」に魅せられた濱田さんの呼びかけで実現したもの。会場には、「女性の体のねじれた感じが好き」という西脇さんが描いた女性のヌードシリーズや片目だけを描いたシリーズ、「男性の体が持つ躍動感を表現したい」と今回初めて挑戦した男性のヌード作品など、合計7点を展示する。

 「ありのままをリアルにとらえること」をテーマに、約6年前から絵の制作を始めた西脇さん。女性像を官能的に描写したエゴン・シーレの作品に衝撃を受けてから、描く対象が人の顔から体に移行していったという。女性の自分がきれいだと感じる女性像と、男性の目線で見た女性像を、1つのキャンバスに表現できたら」と西脇さん。

 「心に詰まったものをちょっとずつ解きほぐしていく感じ」を表現したいと「解放」というタイトルをつけた。作品を通して、「見た人に少しでも『解放』感を感じてもらえれば」と話す。

 営業時間は、平日=11時~20時、土曜・祝日=12時~20時(カフェは18時まで)。日曜休業。今月29日まで。

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