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南堀江で小松孝英さん個展-金属箔を貼ったキャンバスに身近な生物描く

速水御舟へのオマージュとして制作した120号の大作「儚/炎」(左)と「儚/水」(右)の前に立つ小松孝英さん

速水御舟へのオマージュとして制作した120号の大作「儚/炎」(左)と「儚/水」(右)の前に立つ小松孝英さん

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 南堀江のギャラリー「TEZUKAYAMA GALLERY(テヅカヤマ・ギャラリー)」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6534-3993)で現在、金属箔を貼ったキャンバスに身近な生物を描き注目を集める宮崎在住の現代美術家・小松孝英さんの個展「儚(はかな)-ephemeralness-」が開催されている。

「在来種」と「外来種」を対比させて描いた作品

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 1979(昭和54)年宮崎県延岡市生まれの小松さんは、2000年九州デザイナー学院アーティスト学科を卒業。20代半ばに確立したという独特の作風は、「昔から好きだった琳派(りんぱ)」と「いつも身近にいた昆虫たち」とが出会って誕生したもの。昨年10月に名古屋で開催された「COP10(生物多様性条約締約国会議)」の会場に展示されるなど、その作品は国内外で注目を集めている。

 「小学生の頃から昆虫採集が趣味だった。昆虫の形・色・デザイン、すべてが好き」と話す小松さん。身近に生息する昆虫について調べるうちに外来種が多いことに気づき、「今見ている景色は昔の人が描けなかったもの。今に生きるアーティストとして、今の時代のありのままの姿を伝えていきたい」と考えるようになったという。「今は昆虫をネットで購入することもできるが、捕まえようとして逃げられた時の悔しさも含めて、昆虫採集の行為そのものが作品作りにつながっていると思う。自然の中から生まれた『地球のデザイン』を描いていきたい」と話す。

 生物たちの命の短さと、多くの生物が絶滅の危機にさらされている現状をかけて、「はかな」と題をつけた同展。会場には、金銀箔を背景に、チョウやカマキリ、クワガタ、ガなどの生物をアクリル絵具で精密に描いた作品、計12点が並ぶ。100号超の大作6点は、「炎」と「水」、古来から日本に生息する「在来種」と海外からやってきた「外来種」、「水辺」に生息する生物と「土の中」に生息する生物、相反する2つのテーマを対比展示する。

 営業時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休み。入場無料。今月26日まで。

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