5月28日から東宝系の劇場で公開される映画「プリンセス トヨトミ」のロケ地となった大阪・ミナミの商店街で、同作品の公開を記念した取り組みが始まった。
「プリンセス トヨトミ」は、大阪出身の小説家、万城目(まきめ)学さんの原作。7月8日の16時に大阪が「全停止」するという奇想天外な設定から始まる物語。大阪城、空堀(からほり)商店街、大阪府庁舎など大阪市内各所でロケが行われた。
ミナミエリアでも戎橋、なんばグランド花月、南海電車難波駅でロケが行われたことから、地元の道頓堀商店会、戎橋筋商店街などが中心となり、TOHOシネマズなんば(大阪市中央区難波3)や諸国漫遊大阪マーケット(道頓堀1)でのパネル展、戎橋筋商店街でのバナーフラッグ掲示、ロケ地マップの作成などが行われているほか、6月初旬には地元ガイドによる「ミナミのロケ地と魅力スポットツアー」も予定する。
戎橋筋商店街では、映画にも物語の鍵として登場する「ひょうたん」を街のあちこちに飾り付けた。同商店街が東日本大震災で被災した「ひょうたん美術館」(茨城県小美玉市)から購入したもので、バナーフラッグや店先のショーケースの中などに17個を設置した。