スイスホテル南海大阪(大阪市中央区難波5)で5月19日、ハワイアン航空(ホノルル)の関西国際空港(以下、関空)乗り入れについて、マーク・ダンカリー社長らが会見を行った。
同航空は、1929年に「インターアイランズ・エアウェイズ」として、ホノルルとマウイ島・ハワイ島間の島間定期便として就航した。現在では米国主要10都市のほか、世界6都市に定期便を運行しており、1日の運行数は約190便、昨年の搭乗者数は840万人を数える。
会見でダンカリー社長は「世界的な景気後退が起きている中、2005年から、新しい目的地を開拓することで成長しようとしてきた」と説明、昨年11月に羽田-ホノルル便を、今年1月に韓国・仁川-ホノルル便を就航し、7月13日に関空-ホノルル便の就航を予定するなど、アジアからの旅客を重視している。
関空への乗り入れについて、ダンカリー社長は「羽田-ホノルル便が就航から6カ月たち、座席の80%が埋まるなど好調なため、関空-ホノルル便についても期待している。大阪は日本経済にとって非常に重要であり、数年前から就航を考えていた」とコメント、東日本大震災の影響については「羽田-ホノルル便で旅客数が20~30%減少した」と話した。
7月13日に就航する関空-ホノルル便のフライトスケジュールは、ホノルル発14時10分(12日のみ12時40分)-関空着18時(13日のみ16時30分)、関空発21時30分(14日のみ23時)、ホノルル着10時50分(14日のみ12時20分)の週7便で運行する。初フライトは7月12日のホノルル発関空行きで、4月1日からチケットの予約受け付けを開始した。
使用機種はボーイング767-300ER(客席数264席)を予定しているが、今後、より大型のエアバスA330-200(同294席)を順次導入する予定。