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南堀江のギャラリーで戦後日本の現代美術展-「具体美術」中心人物の作品も

会場の様子

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 南堀江の現代美術ギャラリー「TEZUKAYAMA GALLERY(テヅカヤマ・ギャラリー)」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6534-3993)で5月17日、企画展「Made in Japan -日本の現代美術-」が始まった。

ヤノベケンジさんの「ミニ - トらやん」

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 同展は、同ギャラリーが保有するコレクションの中から、戦後日本の現代美術に焦点を絞ったもの。白髪一雄さん、元永定正さん、吉原治良さん、山田正亮さん、草間彌生さん、村上隆さん、奈良美智さん、ヤノベケンジさん、名和晃平さん、森山大道さん、杉本博司さんの作品、17点を展示・販売する。

 1960年代~70年代にかけて大阪で起こった美術活動である「具体美術」の中心人物だった吉原さんの作品「円」や、吉原さんに影響を受けた白髪さん、元永さんの作品はいずれも抽象的なもので、「ここ5年ぐらいで再評価されているが、かなりの作品がヨーロッパなど海外に出て行ってしまっている」(同ギャラリー・オーナーの松尾良一さん)という。

 森山さんの作品は、モノクロ写真をキャンバスにシルクスクリーン印刷し、ダイヤモンドダストを貼り付けた珍しいもの。そのほかヤノベさんの「ミニ - トらやん」や、奈良さんの作品など、現在も精力的に活動を続ける作家の作品も展示する。

 松尾さんは「表現スタイルのオリジナル性が確立されており、その時代ごとに評価されている人の作品を選んだ。良いものは古びないし、日本からこれだけ良い作品が出ていたんだということを見てほしい」と話す。

 営業時間は11時~19時。日曜・月曜定休。入場無料。6月24日まで。

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