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イラストレーターとコラージュ・アーティスト、南堀江でモノクロ・コラボ展

イラストレーターSHOHEIさん(右)とコラージュ・アーティスト河村康輔さん(左)

イラストレーターSHOHEIさん(右)とコラージュ・アーティスト河村康輔さん(左)

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 南堀江のオルタナティブ・スペース「Pulp」(大阪市西区南堀江1)で現在、イラストレーターSHOHEIさんとコラージュ・アーティスト河村康輔さんとのコラボ展「二階調サトシ展」が行われている。

同展開催のきっかけになったSHOHEIさんと河村さんの合作

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 SHOHEIさんは1980(昭和55)年東京都生まれ。美術大学を卒業後、東京を拠点にフリーランスのイラストレーターとして活動する。黒のボールペンを使って描いた精細なイラストが特徴。10月19日には、新作を含む計40点を収めた作品集「57577」(ERECT Lab.)を発刊予定。

 河村さんは1979(昭和54)年広島県生まれ。グラフィック・ド/ザイナー、特殊デザイナー他プラス・ワン、コラージュ・アーティスト。アパレル、書籍、広告、DVD・CDジャケット、イベント企画など、東京を拠点に幅広い媒体で活動する。根本敬さん、中原昌也さん、キングジョーさん、ウィルトン・スミスさんなど、これまでにコラボレーションを行ったアーティスト多数。2010年に創刊した雑誌「ERECT Magazine」ではアートディレクターを務める。

 今年8月に発売された「ERECT Magazine #002」の表紙で初のコラボレーションしたSHOHEIさんと河村さん。同合作は、SHOHEIさんのイラスト数点を河村さんがコラージュし、その上からSHOHEIさんがさらにイラストを描き加えたもの。2人は制作を振り返り、「それぞれ自分たちの手法で作っているのに、(双方の)仕上がりがどうなるか分からない。その制作過程が面白かった」と口をそろえる。

 このコラボレーションをきっかけに開催が決まった同展では、モノクロ(二階調)をテーマに計27点を展示する。主に「日本っぽいもので皮肉がこもっているようなモチーフ」を好んで描いているというSHOHEIさんは、駄菓子のキャラクターばかりを集めた「お菓子の国のアリス」や警察官を描いた「巡査A」などの作品11点を、河村さんは、30年代~50年代のモノクロの広告を使って「生身(手と顔)と機械」を描き出した「手のシリーズ」から14点を出展。2人の合作2点も展示するほか、そのうちの1点に少しアレンジを加えたものをプリントしたTシャツなどのグッズも販売する。

 開催時間は13時~20時。火曜定休。入場無料。10月23日まで。

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