大阪・アメリカ村の御津公園(通称=三角公園、大阪市中央区西心斎橋2)に隣接するビルに設置された屋外ビジョン「RIBIA」(同)で、拡張現実(AR)を活用したプロモーション実験「ビジョン×AR」が行われている。
同ビジョンを運営する大阪屋通商(同)が、地元商店で構成するアメリカ村の会(事務局=西心斎橋1)と協力し、AR技術を持つアララ(東京都港区)が開発したスマートフォン向けARアプリケーション「ARAPPLI(アラプリ)」を使い実現した。
事前にスマートフォンにアラプリをダウンロードし起動した状態で、同ビジョンに15分おきに表示される「ARマーカー」にかざすことで、同ビジョン前の空中にアニメーションが展開され、特典として同ビジョン横のたこ焼き店「甲賀流」の1皿無料クーポンがダウンロードできる。
アニメーションは、アメリカ村のシンボルである人形街路灯が出現し、来街を歓迎するもの。スマートフォンの角度や、ビジョンとの距離に応じて、アニメーションの向きや大きさが自動的に変わる。
同社メディア事業部の山本博將さんは「来年でビジョンが10周年を迎えるにあたり、新しいことに取り組みたいと考えた。ビジョン×AR×SNS(口コミ)で新たな価値創造を行いたい」と話す。