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南堀江で東日本大震災の記録写真展-2種類の特殊な手法で撮影

「TEZUKAYAMA GALLERY」に大きく展示された震災の記録写真

「TEZUKAYAMA GALLERY」に大きく展示された震災の記録写真

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 南堀江の「TEZUKAYAMA GALLERY(テヅカヤマ・ギャラリー)」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6534-3993)で現在、東日本大震災の被災地を撮った写真展「LIFE(ライフ)」が行われている。

 制作したのは大阪在住の写真家、ノモトヒロヒトさん。昨年3月に起きた東日本大震災に衝撃を受け、「写真を撮っている者として何かの形に残したかった」と決意。4月ごろから3回にわたり東北の被災地に赴いた。

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 展示しれている写真のテーマは2種類。「Facade(ファサード)」と題した写真では、通常は上下がすぼまってしまうところを建築写真家が使う特殊なレンズを用い、津波に襲われた建物を完全な真正面から撮影。ノモトさんは「被災の記録として、形にして残しておきたかった。写した建物の多くは、今は取り壊されてなくなっている」と話す。何百軒も撮った中から選んだ20枚の写真を展示する。

 もう1つは、「がれき」を意味する「Debris(デブリ)」をテーマにした写真の展示。被災地で大量に発生したがれきなどの破砕物を、高画質で撮影した写真をいくつもつなげて大きな1枚を作り上げた。「大きな写真を撮るとどうしても細部はぼやけてしまう。全体を俯瞰(ふかん)しつつ、一つ一つのがれきもくっきり記録しておきたかったので、この手法を取った」。画素数で言えば2億以上になるという。

 「震災関連の写真は多く撮られているけれど、その中でも、小さい世界をきちんと撮りたかった。一つ一つの記録をカメラに収めることで、全体につながるものが見えてくるのでは」とノモトさん。

 開催時間は11時~19時。日曜・月曜定休。今月25日まで。

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