「くいだおれ人形」の引き受け手求む-「くいだおれ」閉店で会見

会見後、店頭の「くいだおれ太郎」とともに写真撮影に応じる柿木さんと山田社長

会見後、店頭の「くいだおれ太郎」とともに写真撮影に応じる柿木さんと山田社長

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 大阪・ミナミの老舗飲食店「くいだおれ」(大阪市中央区道頓堀1、TEL 06-6211-5300)は4月9日午後、山田昌平社長らが記者会見を行い、今年7月8日の閉店を正式に発表した。今後の行方が注目される「くいだおれ人形」についてはまだ決まっておらず、「引き受け手などの申し出を待っている」という。

 会場に現れた山田社長がまず、持参した原稿を読み上げ、閉店の理由を語った後、女将(おかみ)の柿木道子さんが「お客様に育ててもらい、感謝の気持ちでいっぱい。ここで閉店になるが、自分たちとしては先代の遺言を守り、一生懸命、従業員・家族が力を合わせて頑張ってきたと思う。今日は朝からお客様から電話やメールで、『よく頑張った、ありがとう』といったメッセージを多くいただいた」と語った。

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 閉店の理由について柿木さんは「『くいだおれ人形』の写真を撮るだけで、お店には入ってもらえないことも多かった。取締役会で話し合って閉店を決めたというのではなく、お互いに閉店を意識していたことが、今年に入って明確になった」と語った。最盛期の1990年前後から比べると、現在の売り上げは半分になったという。「でも店頭まで来てもらったということは、道頓堀の街がにぎわったということだから、喜ぶべきこと。あと3カ月、『くいだおれ』らしく、楽しくフィナーレを飾っていきたい。皆さまもぜひ食べに来てください」とも。

 今後が注目されている「くいだおれ人形」について山田社長は、「今のところ方針は決めていないが、閉店までの3カ月の間に申し出があったら考えていきたい。現在までに買い取りなどの申し出はまだない。くいだおれ太郎との思い出は多すぎて、この場で語りつくすことはできません」と語った。

 7月8日を閉店日に決めた理由について柿木さんは、「毎年、7月7日の七夕の日に、『七夕会』として宴会をしてくれるお客様がいる。それまでは頑張りたいと思った」と明かした。

 なお、同店が入居するビルは同社の所有ではないため、建物の今後については今のところ不明だという。

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