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南堀江で現代美術作家タムラサトルさん個展 マシーンシリーズの新作も

新作「0-9」とタムラさん

新作「0-9」とタムラさん

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 大阪・南堀江の「TEZUKAYAMA GALLERY(テヅカヤマ・ギャラリー)」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6534-3993)で9月8日、現代美術作家タムラサトルさんの個展「0-9(ゼロトゥーナイン)」が始まった。

2メートルを超える「5マシーン」

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 同ギャラリーで3年ぶりとなるタムラさんの個展。タムラさんはニューヨーク、イギリス、フランスなどでも作品展に出展しており、機械を使った作品を作ることで「意味を拒絶する意味」を表現し、「何で作ったんだろう?」と思わせる作品を作っているという。同展では、新作を含む18作品を「ギャラリースペース」と「ビューイングスペース」の2フロアで展開する。

 「ギャラリースペース」では、タムラさんの代表作である、作品タイトルを表す文字や形をかたどったチェーンが一定の速度で動く「マシーンシリーズ」の新作「0-9」が登場。大きさや書体がそれぞれ違う数字を、太さもさまざまなチェーンでかたどる。「このチェーンは本来何十キロも重いものを動かせるのに、今はただ数字の一部として動いているというシュールさがある」とタムラさん。「今度は自分の携帯番号に挑戦してみたい」とも。同スペースでは「マシーンシリーズ」からアルファベットの「ART」をかたどった作品「アートマシーン」や、形や色合いが微妙に違うハートマークをかたどった「ハートマシーン」3作品も展示する。

 「ビューイングスペース」では送風装置で浮かび上がるパラシュートが、落ちることなく飛び続ける作品「ブロア上のパラシュート」、全長約2.4メートルでオレンジ色に塗られたワニが機械によって回り続ける作品「スピンクロコダイル」、23個の白熱灯と点灯するためのスイッチを並列にした作品「23の白熱灯のための接点#6」の3作品を展示する。「スピンクロコダイル」はタムラさんが作家の道に進むきっかけとなった作品で、大阪では初展示。

 タムラさんは「機械がただ動き続けるシュールな作品を、ぜひ体験しに来てほしい」と話す。

 開催時間は12時~19時。日曜・月曜定休。入場無料。10月7日まで。

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