南海電鉄のなんば駅南側の高架下をリノベーションした商業施設「なんばEKIKAN」に来年2月1日、宿泊施設「BON HOSTEL(ボンホステル)」(大阪市浪速区敷津東3)がオープンする。
民泊事業やインバウンド事業などを手掛ける百戦錬磨(宮城県仙台市)と南海電鉄の協業により出店するもの。「訪日外国人旅行者と地方をつなぐ交流拠点」をコンセプトに、人や地域との出会いや交流を求めて世界各地から訪れる、情報拡散力のある「フラッシュパッカー」と呼ばれる外国人旅行者をメインターゲットに据え、ホステル(ゲストハウス)業態として出店する。
立地するのは、南海なんば駅から南へ徒歩9分、今宮戎(いまみやえびす)駅から北へ徒歩3分の南海電鉄の高架下スペース。309坪の敷地に249坪の鉄骨造の1階建てとして建設する。3人用2室、4人用1室の個室タイプのほか、ドミトリータイプとして6人部屋12室、7人部屋4室の計110人を収容する。内装は白・黒・グレーを基調としたシンプル・スタイリッシュなものに仕上げる。
宿泊機能に加え、着地型観光プログラムとして近郊での体験メニューや地方の農泊施設なども紹介する。世界中の発酵食をテーマにするカフェ&バー「Bon menu(ボンメニュー)」も併設。ボンホステルのネーミングは、フランス語の「BON=良い」と「盆栽」に由来するという。