今年の新米で作ったマッコリの解禁を祝うイベント「マッコリ de Night」が10月25日、心斎橋の韓国料理店「ダンミレッド 心斎橋店」(大阪市中央区東心斎橋1)で開催された。企画は韓国農水産食品流通公社(新宿区)。
同社が「マッコリをもっと広めたい」という思いから、その年に採れた新米で作ったマッコリの解禁をお祝いする日として、10月の第4木曜を「マッコリの日」として2014年に制定。今年は10月25日に当たる。大阪支社長のオ ドンファンさんは「『ボジョレー解禁』のように盛り上がって、マッコリを好きになってほしいと思い企画した」と話す。
マッコリは日本酒のようにろ過しないため、原料である米そのものの品質の高さが決め手となる酒。新米マッコリは通常よりもまろやかで、米の香りが引き立つ。韓国では10月31日が「マッコリの日」で、新米マッコリの解禁を盛大に祝うという。
同イベントでは、女性を中心に約30人が参加。「にっこり生マッコリ」「ウリスルしゅわっとさつまいもマッコリ」「草家純米マッコリ」の新米マッコリ3種の飲み比べや、マッコリを使ったピンク色や紫色のかわいらしいオリジナルカクテル、チヂミやチーズダッカルビなど8種の韓国料理をビュッフェ形式で楽しんだ。マッコリの名付け親だというリーチャンホウさんも登壇。リーさんは「マッコリは一言で言うと、お米の香りを楽しむお酒なので、新米は非常に大事。ぜひ楽しんで」と呼び掛けた。
韓国好きだという女性は「この前飲んだマッコリよりおいしい。新米のマッコリがこんなにおいしいと知らなかった」と驚く様子を見せ、マッコリを飲んで盛り上がっていた。オさんは「日本でのマッコリ消費は停滞気味。新米を使ったマッコリは高品質でとてもおいしいので、これを機にマッコリのおいしさを知ってもらえれば」と期待を込める。