アートギャラリー「LAUGH & PEACE ART GALLERY OSAKA」が吉本興業本社(大阪市中央区難波千日前)本館1階に1月11日、オープンした。
芸人によるアート作品ほか、コンテンポラリー若手作家や音楽、アニメ、ファッションなど、さまざまな作品を展示販売する体験型のギャラリー。プロデュースを務めるよしもとアートエンタテイメントの社長の上野公嗣さんは「本業以外で活躍する芸人が増えている。文筆や音楽活動に加え、アートへのチャレンジも今後もますます増えてくると思う。活動の発表の場、チャレンジの場、何が生まれるか分からない場としてオープンすることとなった」とオープンの経緯を話す。
1月11日~2月11日の第1弾は「レイザーラモン展」を開催。レイザーラモンHGさんが現代美術家の村上隆さんの下で描き上げたという大型の油絵や、相方のRGさんと共作の「洋楽あるある」挿絵など、全221点を展示販売する。HGさんは「村上さんは追い込んで描かせるタイプ。ダメだとローラーで消される」と制作時のエピソードを語り、村上さんに扮(ふん)したRGさんは「世界に持って行っても恥ずかしくない作品。世界に通用するアーティストがやっと吉本から出てきた」と絶賛した。
第2弾は、シャンプーハットのこいでさんがボケ担当の芸人を集めた「なにわボケの会」の展覧会を予定。会場を見たこいでさんは「吉本らしくないおしゃれな空間。」と話し、「ポケ芸人はアーティストが多い。とんでもない鬼才もいる」と期待を込めた。3月に始まる第3弾は「buggy&よしもと新喜劇 all stars」を予定している。
開催時間は13時~18時。月曜・火曜休廊。入場無料。