ミナミの夏の風物詩「道頓堀川万灯祭2020」が7月1日、「とんぼりリバーウォーク」(大阪市中央区道頓堀6)で始まった。
1999(平成11)年に大阪青年会議所の事業として始まり、2003(平成15)年からは地元商店街などで構成する「いっとこミナミ実行委員会」(道頓堀1)が主催するライトアップイベント。当初600灯余りからスタートしたが、とんぼりリバーウォークの延伸などに伴い規模を拡大。2013(平成25)年からは日本橋(堺筋)~深里橋(四ツ橋筋)の約800メートル区間に拡大し、今年は1200灯のちょうちんを飾り付ける。
コロナ禍のため中止も考えたが「今こそミナミの心意気を見せるべきだ」という声が多く、開催を決めた。今年は一般市民も参加しやすいようにインターネットでも募集したところ、東京や千葉など関東からも申し込みがあったという。ちょうちんには自分の名前や社名を入れるのが一般的だが、「がんばれミナミ!」「ふぁいと!OSAKA」「輝く!大阪へ」(以上、原文ママ)など大阪を応援するメッセージが入ったちょうちんも見受けられた。
道頓堀商店会(同)の北辻稔事務局長は応援メッセージの入ったちょうちんを見て、「ミナミはコロナで最も影響を受けた地域の一つ。今までこんな文言が入ったちょうちんはなかったので、皆さまの熱い気持ちが伝わってくる。本当にありがたい」と話す。
点灯時間は19時~翌2時。8月31日まで。