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なんばにギャラリー兼ねた移動型ホテル 新しいライフスタイル提案

「DISTORTION 9」外観

「DISTORTION 9」外観

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 ギャラリー兼移動可能なコンテナホテル「DISTORTION(ディストーション) 9」(大阪市浪速区難波中1)が7月10日、大阪府立体育会館近くにオープンした。

2階バスルーム

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 空き家などのリノベーション事業を手掛ける「ナイン」(大阪市西区)がコインパーキングだった土地を借りて出店する。将来開発予定がある敷地の一時利用として、コンテナホテルを提案する目的で企画した。

 使用した建築用コンテナは6台で、延べ床面積は約88平方メートル。各階には寝室2部屋、リビング、シャワールーム、バスルームなどを設置。バスルームは半屋外のため、外の景色を楽しみながら入浴できる。冷蔵庫や洗濯機も備えることで長期滞在客のほか、テレワークや「第二の自邸」としての利用を狙う。最大5人まで宿泊でき、料金は1泊2万5,000円~。

 知的障がい者の芸術活動を支援する「やまなみ工房」(滋賀県甲賀市)と協力し、部屋には独特な雰囲気を放つ芸術作品「アウトサイダーアート」を並べ、ギャラリーとしても活用する。久田一男社長は「芸術作品を飾ることで部屋の雰囲気がガラっと変わる。芸術は人生を豊かにするということも提案してきたい」と話す。

 久田社長は「新型ウイルスは今までの生活に変化をもたらした。『家を買う=定住』という概念も少しずつ変わってくるのではないか」と予想する。「コンテナは移動がしやすいので応用が利く。移動型レストランなどもいずれは取り組んでいきたい」とも。

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