「笑顔のアートプロジェクト」が3月22日、アーティスト・黒田征太郎さんのギャラリー兼アトリエ「KAKIBA 描場」(大阪市中央区西心斎橋1)で開催された。
同プロジェクトは、地域の病院や介護施設と協力して絵を描くイベントで2013(平成25)年に初開催。8回目となる今回は、宇多野病院(京都府京都市)に入院する子どもや、京都市立鳴滝総合支援学校(同)の児童らと絵を描く予定だったが、新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催となった。
会場では事前に児童ら52人が色付けした塗り絵をもとに、黒田さんがライブペインティングを披露。会場と学校、病院の3か所をオンラインでつなぎ、徐々に完成していく絵と黒田さんのトークで会場は笑顔に包まれた。
黒田さんは「やはり対面で交流できるのが一番いいが、今回こうした形でもやれたことがよかった。仕上がった絵は、とても説得力のある『良いものになった』と思う。出会えた子どもたちと今後も交流していくきっかけの日にできれば」と話す。
完成した作品は学校と病院で展示する予定。