南海電鉄は4月20日、南海線のダイヤを5月22日に改正すると発表した。終電を最大17分繰り上げるほか、8両編成の急行列車を6両編成に一部変更する。
南海線では平日・土休日共に、午前0時25分に難波駅を出発する住ノ江行き(普通)の運転を取りやめ、午前0時8分発の泉佐野行き(急行)が最終になる。高野線では午前0時25分に難波駅を出発する堺東行き(各停)の運転を取りやめ、午前0時10分発の三日市町行き(区急)が最終になる。
空港線では特急ラピートの運転本数を、平日・土休日共に48本(現行66本)に減便する。しかし現在一部の列車を運休しており、運転している本数だけで見ると平日・土休日共に34本(現行は平日32本、土休日18本)となる。このほか、上り・下り共に空港急行列車の8両編成を6両編成に一部変更し、運転本数としては平日ダイヤ4本、土休日ダイヤ2本を減便する。
ダイヤ改正は新型コロナウイルス感染拡大による生活様式の変化や、リモートワークの増加や外出自粛などで深夜時間帯の利用者減少を受けて実施する。南海電鉄によると今年1月の終日利用者数は前年比3割減、24時以降の利用者数に絞ると同7割減となっている。