コロナからミナミを復興する商人の会(以後、商人の会)が6月11日、ミナミの約50店舗に対し、「感染対策・合格ポスター」を配布した。
地元の商店街組合で結成する商人の会が企画。同会は今年3月、ミナミの店舗を対象に感染対策講習会を実施した。その際に「感染対策強化マニュアル」を作成し、「お客さまに選ばれるお店作り」を講習会に参加した店舗へ呼び掛けていた。
商人の会では、店舗で感染症対策が実施できているかどうかを点検するために「入店者全員が手指消毒するための工夫をしているか」など10の項目を設定。4月から5月にかけて店舗に対して点検活動を行い、一定の水準を満たした店舗については感染対策・合格ポスターを配布することを決めた。
今回、ポスターを配布する店舗は飲食店を中心に約50店舗。来街者へ「安心・安全」な食事を楽しんでもらうことが狙いで、今後は商店街の範囲や点検店舗の数を増やしていくという。タイ料理店クンテープの山口貴志店長は「ルールを守っている店と、守らない店が混在しているのが現状。商店街から公認された、きっちりルールを守って営業している店として知ってもらえたらうれしい」と話す。