衣料用繊維製品の企画・製造・販売を手掛けるインターソナー(東京都世田谷区)が10月23日、ポップアップイベント「かってに着てかまへんよ~」(大阪市西区南堀江1)を開催する。
同社は2020年10月、製造過程で廃棄される予定だった残糸・残布から衣類を生産するプロジェクト「RYE TENDER(ライ テンダー)」を立ち上げた。ECサイトで商品を展開していたが、同年12月に東京・渋谷でポップアップイベントを開催。反響を呼び、これまでに5回のイベントを重ねた。大阪は6回目の開催で、関西初開催となる。
会場では、カーディガンやセーター、パーカーなどを1万円から2万円で販売する。ディレクターの小池勇太さんは「ECでの販売がメインなので、実際に触ってみたい、触れてみたいという声がSNSを中心に多く寄せられている。我々もお客さまからの反応や意見を直に吸収し、造り手に伝えることで製品の向上につなげられる」と話す。
澤木雄太郎社長は「廃棄予定の素材が足りなければ、糸を正規で買い足すこともある。無理をし過ぎず、楽しく『もったいない』を減らすことができればと考えている。SDGsに対する意識が高い人だけでなく、商品をきっかけに少しでもそういうことに意識を巡らすきっかけ作りができれば最高」と話す。
開催時間は12時~19時(最終日は18時閉場)。今月25日まで。