洋菓子店「銀装」が4月15日、本店2階の「カフェ ラ・サール」(大阪市中央区心斎橋筋1)で新商品「カステラパフェ」の販売を数量限定で開始した。
新商品は、新型コロナウイルスの影響により年配客や観光客など従来の客層需要が減少したことから考案。社内外の10~30代を対象に実施したカステラの楽しみ方についてのアンケート回答を基に約1年半かけて若者向けに開発した。常務取締役の赤木康人さんは「写真に撮って楽しんでもらおうと、イチゴ味のあめ細工をトッピングしたり、カステラをあえてグラスから少しはみ出るように盛り付けたりするなど見た目も意識した」と話す。
同社は1952(昭和27)年に大阪で創業した洋菓子店。百貨店内の売り場など全国44店舗で、主にカステラなどの焼き菓子を販売する。カフェ ラ・サールは心斎橋本店2階で直営する喫茶店で、レンガ造りの壁など1980(昭和55)年のオープン当初から変わらないレトロな内装が特徴。席数はテーブル=22席。目の前の心斎橋筋商店街を眺められる窓際の席も用意する。
赤木さんは「これからも時代とともにカステラを進化させ、新しいニーズに応えられるよう挑戦していく。新たなカステラの魅力を楽しんでもらえたら」と話す。
価格は1,320円。ラ・サールの営業時間は11時~18時。