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「だんない」「おもろい」「なんぼ」 大阪市立中央図書館で「大阪弁」講演会

大阪名物ことば大阪名所 住吉神社築港(大阪市立中央図書館所蔵)

大阪名物ことば大阪名所 住吉神社築港(大阪市立中央図書館所蔵)

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 大阪市立中央図書館(大阪市西区北堀江4)が7月9日・16日・23日、「令和4年度大阪連続講座」を開催する。

3階展示スペース

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 同館がリニューアルした1996(平成8)年から続く企画で、今年で26回目。「だんない」「おもろい」「なんぼ」など大阪弁についての講演会を3回に分けて開催する。

 9日は田中康子さんによる「わたしの空堀物語」。1937(昭和12)年に生まれた田中康子さんは、大阪府立夕陽丘高校を卒業後に日本銀行大阪支店に就職。1975(昭和50)年から大阪弁についての講演を始める。講演会では大阪弁の語りの豊かさや力について話す。16日は大阪教育大学教育学部教授の小野恭靖さんが、江戸時代末期に大阪で発行された瓦版から「判じ絵」「なぞ」などを題材に、日本語の奥深さについて説明する。23日は、大阪市立大学名誉教授の栄原永遠男さんが、難波宮から出土した木簡について解説する。イベントは各回90分。定員は各回80人。

 開催に先駆けて、同館3階では近世から現代までの文芸資料や絵はがき、かるたなど約30点の資料を展示する。展示は9月14日まで。同館ホームページでも「ウェブギャラリー」として関連資料を掲載する。掲載は8月31日まで。

 同館利用サービス担当者の小橋弘美さんは「大阪弁にまつわる講座は2005(平成17)年以来17年ぶり。大阪弁という身近な内容なだけに応募もたくさんある」と話す。

 申し込みは、はがきとインターネットで受け付ける。

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