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高島屋大阪店で「大阪製ブランド」認定企業と学生のコラボ企画 初開催

「トイレdeトレイン」を開発した関西外国語大学の学生

「トイレdeトレイン」を開発した関西外国語大学の学生

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 学生と大阪製ブランド認定企業7社のコラボイベント「学生EXPO 2023 OSAKAええモン」が2月8日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)6階「ローズパティオ」「POP UP STATION」で始まった。

「ふらいパッパ」を開発した桃山学院教育大学の学生

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 「大阪製ブランド」は大阪府が2012(平成24)年から実施する認定制度で、大阪のものづくりのイメージ向上と企業の自社製品開発促進が目的。現在約140製品を認定している。

 イベントは、若者の就職観を養うために実施する「課題解決型授業(PBL)」の一環として学生と初めてコラボ。大阪製ブランドに認定されている企業7社と関西外国語大学、桃山学院教育大学の学生が協働し、新商品の販売やワークショップを展開する。

 電車の廃材を使いアパレル製品を製造する「サンワード」(大阪市天王寺区)と関西外国語大学の学生は、電車の座席の生地を使ったトイレグッズ「トイレdeトレイン」を考案。外国語学部スペイン語学科3年の岡杏里紗さんは「家の便座が冷たかったことをきっかけに考案した。普段素肌で座らないシートの気持ちよさを感じられるのもポイント」と話す。金属メーカー「藤田金属」(同生野区)と桃山学院教育大学の学生は、直径16センチの子供用フライパン「ふらいパッパ」(3,850円)を開発。パッケージ箱はコンロや野菜の絵柄をプリントし、好きな色を塗ってままごと遊びに使えるよう工夫したという。

 くぼみがついた積み木を組み合わせてビー玉を転がす道を作る玩具「coconos(ココノス)」の加速やスイッチバック機能を加えた学生考案の追加パーツ「coconosDIVE(ダイブ)」(1万4,300円)や学生による市場調査を基に「昭和レトロ」をテーマに据えたブロックメモのアート作品「駄菓子屋(Dagashiya)」(2,178円)、学生がデザインした巻紙を巻く「神藤タオル」(770円~)などをそろえる。

 「ふらいパッパ」を開発した桃山学院教育大学人間教育学部人間教育学科2年の高宮楓さんは「使う人や買ってくれる人を考えながら商品開発を進める中で、相手の立場で考える大切さを学んだ。今回の経験をこれから先に生かしていきたい」と振り返る。

 開催時間は10時~20時。2月14日まで。

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