なんばで活動する意欲のあるクリエーターを集めて支援する南海電鉄のプログラム「チョケット」が10月17日、始動した。
なんばエリアの価値を「エンターテインメント」「ステイ」の力で高めようという取り組みの一環。南海電鉄は近年、なんばパークスのリニューアルや、パークスサウスの開業、eスポーツ大会の開催を支援するなど、エリアの再開発や成長分野への投資に力を入れる。
プログラム名は、関西弁の「おどける、ふざける」を意味する「ちょける」と、かつてなんば駅にあったロケット広場(現在はなんばガレリア)の「ロケット」から命名した。10月31日までクリエーターを募集し、採用した人には11月20日から来年2月25日まで、同プログラムのクリエーターとして活動してもらう。期間中は、なんばパークス1階にあるクリエーターの発信拠点「Base(108)」を利用できるようにするほか、同社が運営する施設の利用優待も受けられるようにする。
「クリエーターに任せるだけでなく、社員自らが企画したイベントも行う予定。より生活者に近い立場の自分たちも参加することで、『誰もが演者になれる』ということを発信していけるのではないか」と同社グレーターなんば創造部課長補佐の福井良佑さん。同じくプログラムに取り組む同社グレーターなんば創造部課長補佐・大前孝文さんは「当社としても初めての取り組みで、どんな風になるのか楽しみ。なんばでやりたいことがある人はぜひ応募してほしい」と呼びかける。