心斎橋パルコ(大阪市中央区心斎橋筋1)の職員などが5月10日、御堂筋に面する植え込みに花壇を作った。
大丸心斎橋店の社員・井関亜希子さんが発案した、まちに緑を広げるためのプロジェクト「SHINSAIBASHIグリーンプロジェクト」の一環。大丸社員とパルコ社員が共同で使う社員食堂から出る生ごみの一部を捨てずに、「コンポスト」を使って堆肥に変える。昨年はその堆肥を活用して、同店前の植え込みの一部を花壇にした。植物を植え替えるのに合わせ、隣接する心斎橋パルコ前にも新たに花壇を設置した。
植える花はニューサイラン、アンゲロニア、ウエストリンギアなど5種160株で、花壇の広さは約13平方メートル。設置にあたっては、大阪市建設局や長堀・心斎橋・南船場の企業や商店で構成するNPO法人「御堂筋・長堀21世紀の会」が協力し、パルコ社員や大丸社員も一緒になって花壇を作った。
井関さんは「自分たちで取り組むことで、街に愛着を持つきっかけにしたい。今は店の前だけだが、もっと花壇を広げようという動きにつながれば」と話す。