心斎橋に3月24日、バウムクーヘン専門店「グリーンブルグ・バウムクーヘン コンセプトショップ心斎橋」(大阪市中央区心斎橋筋2、TEL 06-6213-2188)がオープンした。
同店は、片町に本店を構え自社で開発・製造したバウムクーヘンを販売する。先月から今月にかけて心斎橋、茨木、京都に出店し、現在は5店舗を展開している。オープン当初から各種メディアでも相次いで取り上げられ、年齢層を問わず人気を集めている。心斎橋店は、寝具の製造・販売を行う「心斎橋西川本店」のリニューアルオープンに合わせて1階部分に出店した。同店はテークアウトのみで、開放感のある明るい店内。
「バウムクーヘンは食感がしっかりしたものというイメージが強いが、当店のものはしっとりやわらかな仕上がり」と同店担当者。「カジュアルなバウムクーヘンを提案したい」(同)とも。オーソドックスな「グリブル・バウム(プレーン)」は直径12センチメートル、高さ4.5センチメートルで880円。ラージサイズ(1,300円)は一回り大きく、直径は14.5センチメートル。ほかにミニサイズも販売する。
同店限定として、ドーナツのようにバウムクーヘンにトッピングを加えたシリーズを販売する。同シリーズは、「クランベリーとレーズン」や「ストロベリー&ココナッツ」、「ビスタチオとクルミ」など約20種類(各250円)あり、店頭に並ぶ種類は製造状況によって変わる。
本店に併設した工房で製造しているが、一つ一つ丁寧に焼き上げているため、店頭では品薄の状態になることも。「製造体制を整え直している段階」(同店担当者)で、こだわりの味を守りながら製造数を確保していくことにしている。
来店層は20代後半~30代が中心。購入客は女性が多いが、男性が仕事帰りに買っていくことも。同店担当者は「バウムクーヘンを家族や大切な人と食べることで、ささやかな幸せを感じていただけるような存在になれば」と期待を寄せる。今後は、季節商品の投入などで他店との差別化を図っていく。
営業時間は11時~19時。