南海電鉄、「難波駅」改良工事の概要を発表-10月に着手へ

南海電鉄難波駅の外観。大阪駅(梅田駅)などと並ぶ、大阪の主要ターミナル駅の一つ。

南海電鉄難波駅の外観。大阪駅(梅田駅)などと並ぶ、大阪の主要ターミナル駅の一つ。

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 南海電鉄と南海都市創造は7月24日、「南海難波駅」を中心とした周辺地域の再生計画の概要を発表した。

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 同計画は、「南海難波駅」を中心に、高島屋大阪店などが入る「南海ビル」や「なんばCITY」、「スイスホテル南海大阪」などから構成される「南海ターミナルビル」の改修を行うもの。8月2日に関西国際空港第2滑走路がオープンすることを踏まえ、「関西国際空港に直結し、大阪・ミナミの玄関口でもある南海難波駅を国際ターミナルとしての品格と機能性を備えた駅に再生する」という。

 難波駅のリニューアルとして、これまで分散していた乗車券売場を1カ所で購入できるよう窓口を集約、カウンターを各階コンコースに設置するほか、サインの全面的な見直しなどによる案内設備の充実、コンコース内のトイレのバリアフリー化などを行い、「『シンプル、分かりやすく機能的、快適』な駅」(同社)を目指す。

 また、周辺施設への移動をスムーズにするため、難波駅3階から高島屋へ直接アクセスできるエントランスを新設、2階コンコースのエレベータの移設などにより、「新たな回遊性と難波駅全体のにぎわいを創出する」(同社)。駅構内店舗の面積も約2.3倍に増床し、テークアウトできる商品を充実させた店舗などの展開を図る。

 総事業費は21億3千万円。施工期間は2007年10月~2009年8月を予定している。

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