製麺、ラーメン食材の卸売などを手がける宝産業(京都市伏見区)は7月7日、道頓堀に「黒潮ラーメン寶(たから) 道頓堀店」(大阪市中央区道頓堀1、TEL 06-6211-9640)をオープンした。
ラーメン店が多くひしめき合う道頓堀に近い千日前商店街に店を構える。黒を基調とした店内はカウンター席14席で、奥の別棟にテーブル席20席も設ける。
メーンの「黒潮ラーメン」はマグロやマダイ、カツオなどから煮出したスープの「まぐろ」(680円)とにぼしやかつお節などで長時間煮込んだ豚骨スープの「にぼし」(650円)の2種類。魚をベースにしたスープを用いることで、低カロリーでヘルシーなスープに。麺は国内産小麦を使った太麺を採用した。通常のラーメンにのせるチャーシューの代わりに、魚をベースにしたスープに合う「ローストポーク」をのせる。豚肉の肩ロースを低温で長時間煮込み、ハーブとコショウでうま味を閉じ込めて仕上げた。
「マグロにのっているレモンを搾ることでマグロのくせを減らしてまろやかな味に、粉チーズを振りかけることで味に深みが出る」(店長の澤田勝さん)。
関東風の「つけ麺」(750円)のほか、「黒チャーハン」(350円)や「ギョーザ」(300円)などのサイドメニューも用意。関東が主流のつけ麺も「ここ1~2年で関西でも受け入れられるようになってきた」(澤田さん)と1日100杯以上売れる日もあるという。
来店客は20代後半から40代を中心に幅広く、「通りがかりに立ち寄ったり、カップルでの来店などが多い」と澤田さん。最近では若手芸人の来店もあったという。澤田さんは「来ていただいた方に『おいしかった』と言ってもらえるだけで励みになっている」と話す。
営業時間は11時~翌5時。