道頓堀川遊歩道「とんぼりリバーウォーク」で12月4日、第61回人権週間セレモニーが行われ、プロ野球「オリックス・バファローズ」の3選手が登場した。
同セレモニーは、大阪法務局、大阪府人権擁護委員連合会、大阪府などから成る大阪人権啓発活動ネットワーク協議会が行ったもの。12月10日の人権デーを最終日とする1週間を人権週間と定めさまざまな啓発活動を行うにあたり、オープニングイベントとして実施した。
セレモニーでは、オリックス・バファローズの大引啓次内野手、岸田護投手、金子千尋投手が登場し、1日人権擁護委員として委嘱状を受け取った後、人権に関するトークライブを行った。
初めて人権擁護委員に選ばれた岸田選手は「小学校の道徳の時間で習ったぐらいで、今まで人権についてあまり考える機会がなかった。相手の気持ちを汲み取って接することが大切だと思う」と話した。同じく初参加となる金子選手は「人権という言葉は知っていたが、普段の会話で出てくる言葉ではないので、具体的なイメージが沸かないのが正直なところ。自分の子どもには、いじめを見かけたら、いじめている子に『いじめはだめだ』と言えるようになってほしい」と2歳の子どもを持つ父親としての心境も披露。3年連続で人権擁護委員として参加する大引選手は「3回も任命されて光栄。後輩もできてきたので、人権に対してより知識を深めていきたい」と話した。
その後、3選手を先頭に関係者やファンらが道頓堀周辺をパレードし、啓発ツール配布やサイン会などを行った。