企業におけるツイッターの活用が進むなか、大阪ミナミの各企業や団体もツイッターに取り組み始めている。
スイスホテル南海大阪(大阪市中央区難波5、@SwissotelOsaka)は1月下旬よりツイッターの運用を開始した。「お客さまの声をよりダイレクトに受けることにより、サービスの向上のほか、商品企画に役立て、よりお客さまのニーズに合った商品を提供することが目的」とマーケティングコミュニケーションズマネジャーの藤川三智子さん。マーケティングスタッフが、天気に沿った話題や、近々開催するイベントやプロモーションなどについてつぶやいている。
3月16日にオープンする、築46年のビルをコンバージョン(用途転換)したホテル「HOSTEL 64 Osaka(ホステル ロクヨン オオサカ)」(西区新町3、@hostel64)は、オープンを50日後に控えた1月26日からツイッターでつぶやき始めた。改装の様子を紹介するほか、海外からのバックパッカーなどの利用も想定しており、英語でのツイートも行っている。
2月20日・21日に道頓堀の中座くいだおれビル(中央区道頓堀1)で行われるイベント「道頓堀芸術祭」(@D_A_F_)もツイッターを活用し情報発信している。イベントに出演するアーティストの紹介のほか、開催に向けて準備の様子を日々つぶやいている。ディレクターの丸岡未和さんは「道頓堀芸術祭は今回が1回目だが、今後も続けていきたいと考えている。今後のためにもイベントの盛り上がりをより多くの人に見せることが大事だと考え、ツイッターを活用している」と話す。タイムリーに話題を提供するため、主に丸岡さんが専属でツイートしているが、「出演者の手間にならない範囲で、出演者にもツイートをお願いしている」という。
戎橋筋商店街事務局(中央区難波3、@ebisubashi)は、商店街内の各店情報やイベント情報を発信するために2月12日からツイッターをスタートした。事務局では公式ウェブサイトやブログを通じて随時情報発信を行っているが、「ブログやホームページには書ききれないこぼれ話をリアルタイムで発信していきたい。面白いネタはその時にダイレクトに伝えていきたい」とクリエーティブ・アシスタントの大西里奈さんは話す。