クリスタ長堀でロボット技術の展示会-商業施設への導入目指す

段ボールでできた動くマネキン

段ボールでできた動くマネキン

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 心斎橋の地下街「クリスタ長堀」滝の広場で2月16日、最新のロボットテクノロジーを体験できる展示イベント「これからの便利技術を体験しよう!~ロボットテクノロジーを活用した未来の商業施設が体験できる製品・サービス大集合~」が始まった。

ヒューマノイドロボットも展示

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 同イベントは、大阪市と、大阪市都市型産業振興センターが運営する次世代ロボット産業創出拠点「ロボットラボラトリー」(大阪市北区)が共同で開催するもの。ロボットや、ロボットの要素技術を活用した製品・サービスの実用化・製品化を促進するための実証実験として行う。実際に想定される利用者に体験してもらい、そこで得た評価や課題を開発に生かすための場として、今回はクリスタ長堀を選んだ。

 会場には、主に商業施設での活躍が期待されるロボット関連テクノロジーとして、試着シミュレーションシステムや、段ボールでできた動くマネキン、デジタルサイネージ(電子看板)など、大阪市内に事業拠点がある5社の技術を展示。地下街を歩く一般に向けてアピールするとともに、クリスタ長堀をはじめとする商業施設の担当者にも導入を働きかける。

 ロボットラボラトリーのプランナー・井村仁香さんは「エアコンの温度センサーなど、ロボット技術を活用したものは身の回りに多くある。このようなロボット技術はB2B(企業間取引)での市場が大きい」と話す。「大阪市内には製造業が1万5,000~6,000社もあり、技術レベルも高い。こうした技術に付加価値を付け、最新のものづくりを行うとともに、今後は販路開拓に力を入れていきたい」とも。

 開催時間は11時30分~19時30分。今月21日まで。

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