南船場で廃墟写真展-軍艦島を撮影した巨大作品も

廃墟を撮影した写真が並ぶ

廃墟を撮影した写真が並ぶ

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 南船場の「ギャラリー・アビィ」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6261-7383)で現在、廃墟をテーマにした写真展「廃景●7」が行われている。

軍艦島を撮影した巨大な写真

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 同展は、同ギャラリーオープン以来毎年行っている人気の公募展。今回は関西を中心としたアマチュア写真家9人が、廃墟や廃車などを撮影した作品40点余りを出展している。

 閉鎖されたが観覧車などの遊具がそのまま残っている遊園地、和歌山の無人島・友ヶ島、東京都内に残されたかつての米軍施設、「軍艦島」として知られる長崎県の端島(はしま)など、さまざまな廃墟を撮影した写真が並ぶ。幅1メートル、縦1.5メートルと大きな端島の写真は、炭鉱で働く職員が住んだ高層住宅が立ち並ぶ様子を間近に見ることができる。

 同ギャラリーのオーナー・吹雪大樹さんは「廃墟となってもいまだ当時の色をとどめている遊園地や、閉鎖された建物の内部に草木が入り込み、花が咲いている風景などもあり、意外とカラフル。もともと人間が作ったものが放置され、自然に返っていくことについての疑問や怒りなどの気持ちを感じつつ、当時の様子を想像しながらシャッターを切る」と廃墟写真の魅力を話す。

 開廊時間は12時~19時。入場無料。7月18日まで。

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