![ギャラリー代表の杉本征克さん](https://images.keizai.biz/namba_keizai/headline/1464681008_photo.jpg)
大阪・南船場の写真ギャラリー「Photo Gallery 壹燈舎(いっとうしゃ)」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6121-6202)で5月31日、写真展「大阪環状線沿線を撮る」が始まった。
大阪市内の3つのギャラリーが共同で「大大阪展」を統一テーマに行う公募展で、今回で3回目。写真月間である6月の1カ月間を通じて、同ギャラリーのほか、「BEATS Gallery」(西区)、「LimeLight Gallery」(住吉区)の3ギャラリーが参加する。
1週目として開催中の公募展「大阪環状線沿線を撮る」では、大阪環状線沿いにある19の駅を7人の写真愛好家がデジタルカメラやフィルムカメラを使って自由に撮影。都会の風景だけでなく、シャッターの下りた商店街や人物を写した写真なども展示する。フィルムカメラで大阪駅を撮影した同ギャラリー代表の杉本征克さんは「現代の主流はデジタルカメラだが、フィルムカメラは撮影したものを現像したときに初めて自分の写真を見ることができるところが面白い。大幅改装した大阪駅があまり好きではないが、あえて撮ってみた」と話し、「自分の若いころは交通手段が環状線のみだったことから思い入れがある」と環状線への思いを話した。
同展は6月5日まで。以降、古典手法のサイアノプリントで大阪を表現する「サイアノプリント大阪」(7日~12日)、写真技法やカレンダー作りが体験できる「写真を知る1週間『あしたのめくり方』」(12日~19日)、チンチン電車・阪堺電車とその沿線の魅力を伝える「チンチン電車を撮る」(21日~26日)の各企画展を予定。
営業時間は12時~19時(各企画展の最終日は18時まで)。月曜定休。入場無料。