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なん経、上半期1位は「千日前のジュンク堂が閉店」 惜しむ声次々と

3月21日で閉店した「ジュンク堂書店 千日前店」

3月21日で閉店した「ジュンク堂書店 千日前店」

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 なんば経済新聞の今年上半期PV(ページビュー)ランキングは、「なんばのジュンク堂が3月21日閉店へ 『お客様に育てられた店舗』と店長」が1位になった。

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 千日前にあった「ジュンク堂書店 千日前店」は、1996年にジュンク堂書店の大阪1号店としてオープン。1階から3階合わせて約900坪の広さの大型店で、店内のあちこちに椅子を並べ、「座り読み」ができるようにしたのは、同店が全国初と言われている。なんばグランド花月やNMB48劇場に隣接していることから、演芸やアイドルの本を多くラインアップしていた。閉店することを報じた記事はまたたく間に広がり、惜しむ声がツイッターなどで多く見られた。

 年間ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. なんばのジュンク堂が3月21日閉店へ 「お客様に育てられた店舗」と店長(3/1)

2. シャンプーハットてつじさんプロデュース「宮田麺児」、2度の閉店乗り越え心斎橋に復活(2/16)

3. 南海高架下に米発コーヒー店「ブルックリン ロースティング カンパニー」旗艦店(1/15)

4. なんばCITYが過去最大規模の改装 106店がリニューアル(2/26)

5. 「なんばCITY」南館が大規模改装 全国初出店など新たに58店舗(4/26)

6. 南海そば、50周年記念で「具が多すぎるそば」 10品トッピング(6/28)

7. 高島屋で「春の大北海道展」 イチゴのスイーツ多数登場、イートインも(4/13)

8. 道頓堀に精肉店直営鉄板焼き店 肉は全てA5ランク神戸牛使用(1/20)

9. なんばに「セーラームーンカフェ」 セーラー戦士イメージしたメニューも(1/18)

10. 高島屋に1410万円のチョコケーキ 「ガラスの仮面」コラボチョコも(1/22)

 「食い倒れの町」らしく、ランキング多くは飲食関連の記事となった。2位となったシャンプーハットてつじさんプロデュースのつけ麺店「帰ってきた宮田麺児」は、2010年4月にオープンし、閉店と復活を繰り返していた店が、再びオープンすることを報じた記事。3位の「ブルックリン ロースティング カンパニー」は、南海電鉄が開発を進める高架下にオープンした、ニューヨーク発の本格的なスペシャリティーコーヒーショップ。

 4位と5位に続けてランクインした「なんばCITY」の大規模リニューアルを報じた記事も、ツイッターなどで話題になった。なんばエリアを日常使いする人にとってはなじみ深い商業施設だが、なんばパークスなど周辺エリアとのすみ分けや、インバウンド需要に対応すべくリニューアルしたもので、特に南館が激変。なんばパークスとの回遊性も高めた。

 ここ数年、大規模開発があまり見られないミナミエリア。心斎橋エリア、道頓堀エリアともにインバウンド需要の高まりを受け、外国人向けの店舗の出店は多いものの、地元客に向けた店舗の出店が少なくなった。高感度エリアと言われた堀江エリアも新規出店が減っている。なんば経済新聞ではこれらの街の動向を捉えつつ、この街を日常使いしている人にとって役立つ情報をいち早く取材し提供していきたい。

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