南海都市創造(大阪市中央区難波5)は6月30日、昨年6月27日に開業した複合飲食施設「なんばこめじるし」(浪速区難波中2)の初年度売り上げが6億1千万円となり、目標の6億円を上回ったと発表した。
同施設が立地する場所は「なんばパークスの隣にありながら、開発計画がなかなか定まらずにエアポケットになっていた場所」(同社)だった。そこで同社はケイオス(中央区)に同施設開発の総合プロデュースを依頼、オレンジ・アンド・パートナーズ(東京都港区)もネーミングとプロモーションに参加するなど、開業時から話題を集めた。
南海沿線の地元で人気の13店舗を誘致、「地元の人たちが日常的に使いこなし、愛される路面店が集まる街」をコンセプトに運営されている。総投資額は約7億5千万円で、初年度の売り上げ目標を6億円としていたが、実際の売り上げは6億1千万円となった。同社は当初の狙い通り、「『なんばCITY』と『なんばパークス』の回遊性が高まり、難波地区で『北から南へ』とお客様の流れができた」と評価している。
1周年を記念し、7月20日・21日には隣接する「なんばカーニバルモール」で屋台イベント「大阪こだわり食材屋台市」が開催される。「なんばこめじるし」や「なんばCITY」の飲食店のシェフが大阪の地野菜を使用した料理を出店。8月3日には料理雑誌「あまから手帖」編集主幹で料理評論家の門上武司さんを招いた食事会も企画している(事前申し込みが必要)。
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