7月8日に閉店する大阪・ミナミの老舗飲食店「大阪名物くいだおれ」（大阪市中央区道頓堀1、TEL 06-6211-5300）のシンボル「くいだおれ太郎」が7月2日、道頓堀の「TSUTAYA EBISUBASHI」に登場、女将（おかみ）の柿木道子さんとともにサイン会を開いた。6月30日に発売された自伝「くいだおれ太郎のつぶやき」（マガジンハウス発行＝1,260円）を記念したもの。

女将（おかみ）の柿木道子さん

　サイン会の開催を前に太郎は「わて、本を出さしてもろうた上に『サイン会』やなんて、ほんまに僭越で申し訳ないような気分ですねん。どないなることやら、わてほんまに冷や汗かいてますねんけど、女将さんも一緒に来てくれはるから、女将さんに免じて、皆さん、わてのつぶやきにお付き合いしておくんなはれ」とコメント。

　店頭に設けられた特設会場に13時45分に現れた太郎は、集まった観光客らを前に、少々緊張した様子。ピーク時には50人以上が列を作り、観光客らは太郎と女将さんのサインをもらった後、太郎らとともに記念写真を撮影していた。

　同書は、太郎が同店に「就職」した日から現在までの人生をつづった「自伝」。59年間の思い出を記録した数々の記念写真のほか、桂三枝さんなど各界の著名人からのメッセージも収録されている。同店でのサイン会の開催に先駆け、6月30日に梅田の旭屋書店本店でもサイン会が開催された。

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