南海電鉄(大阪市中央区難波5)が8月6日、なにわ筋線に乗り入れる次期空港特急の導入を発表した。
同社が運行する現行の空港特急「ラピート」は、関西国際空港開港に合わせた1994(平成6)年9月4日に運行を開始。2026年6月末までに延べ約7600万人が利用してきた。南海電鉄は、なにわ筋線の開業を契機とした次期空港特急の導入を決定し、同社グループの新たなフラッグシップ車両として開発を進める。
デザインパートナーに選定されたピニンファリーナは1930年創業。フェラーリやマセラティー、ロールス・ロイス、ホンダなどの自動車デザインをはじめ、欧州の高速鉄道「ETR500」や英仏を結ぶ列車「Eurostar e320」などを手がけてきた。同社が日本の鉄道車両デザインを担当するのは初。完成車両にはピニンファリーナのエンブレムを掲出する。
南海電鉄社長の梶谷知志さんは「時代を超えて愛され、日本を代表する鉄道車両となることを目指す。ピニンファリーナ社と協業し、関西の玄関口にふさわしく世界に通用する魅力を備えた新しい時代の空港特急を開発していく」と話す。
ピニンファリーナ社長のパオロ・デラッチャさんは「欧州各地のプロジェクトを通じて培ってきた鉄道デザインの知見を発揮する貴重な機会。南海電鉄の目指す姿と当社のデザインの伝統を体現した旅の体験をづくる一助となることを楽しみにしている」と話す。
車両デザインやコンセプトなどの詳細は順次発表していく。