「長嶋茂雄追悼展 ミスタージャイアンツ 不滅の背番号『3』」が8月20日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階で始まった。
プロ野球・読売巨人軍の元選手・監督である長嶋茂雄さんの歩みを振り返る同展。約150点の写真や映像、ゆかりの品々を通して軌跡をたどり、「ミスター」の人柄と魅力を紹介する。
展示は全6章で構成。立教大学から巨人軍に入団したスター誕生期(第1章)から、天覧試合のサヨナラ本塁打などで国民的スターとなった現役時代(第2章)、監督就任と苦闘の記録(第3章)、難民キャンプ訪問や五輪取材など野球以外の活動に取り組んだ充電期間と松井秀喜さんとの出会い(第4章)、背番号「33」「3」で日本一を果たした第2期監督時代(第5章)、文化勲章受章などの晩年(第6章)までを網羅する。特設ショップでは展覧会オリジナルグッズも販売する。
開幕初日に開催された報道関係者向けのオープニングイベントには、第2期長嶋巨人のエースとして活躍した巨人軍OBの桑田真澄さんが登壇。メディアを前に長嶋さんとの知られざるエピソードを語った。桑田さんは、同率首位で迎えた1994(平成6)年「10.8決戦」前夜の出来事を告白。中2日の疲労困憊(こんぱい)で宿舎の部屋に呼ばれた際、長嶋監督から「しびれるところでいくからな」とだけ告げられたことや、試合中に長嶋監督から顎で「ブルペンへ行け」と合図され、体に電気が走ったようにスイッチが入った裏話を披露。「緊迫した試合中にベンチを見ると長嶋監督がにこにこ笑っていて、その笑顔にすごく落ち着かせてもらった」と当時を振り返った。
長嶋さんとの「うなぎパイ事件」も紹介。試合前、サロンで差し入れのうなぎパイを食べていたところ、長嶋さんがパイを一口食べて投げ捨て、「くわだ(長嶋さんは桑田さんを「くわだ」と呼んでいた)、これはウナギじゃないな」と真顔で言い放ったというエピソードを明かし、報道陣の笑いを誘った。桑田さんは「長嶋監督と一緒に日本一を目指して過ごした9年間は、僕の野球人生にとって大きな財産」とミスターへの感謝と敬意を表した。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場料は、一般=1,200円、大学・高校生=1,000円、中学生以下無料。今月31日まで。