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南船場で写真展 尾仲浩二さん撮影の「ネコ」と父親撮影の「コージくん」

尾仲さんの父親が撮影した幼少期の「コージくん」

尾仲さんの父親が撮影した幼少期の「コージくん」

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 大阪・南船場の写真ギャラリー「ソラリス」(大阪市中央区南船場3、TEL 06-6251-8108)で3月31日、写真家・尾仲浩二さんの写真展「ネコとコージくん」が始まった。

「Neko wa Neko」と「Long time no see」

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 尾仲さんは1982(昭和57)年に東京写真専門学校を卒業し、写真家の森山大道さんらが設立し、運営したギャラリー「CAMP」に参加。同ギャラリー解散後、1988(昭和63)年にギャラリー「街道」を開設し、自身の個展を開催した。休止や移転を繰り返しつつ、現在も運営する。20代から約30年にわたり国内外で旅を続けながら、その土地の風景や日常生活をフィルムカメラで撮影することをライフワークに、作品を発表する。

 2015(平成27)年よりソラリスで尾仲さんの個展を開催し、今回で3回目。同展は、スペイン・フィリピン・ジョージアなど世界各地の旅の途中で撮影したネコをテーマに昨年発表した写真集「Neko wa Neko」と、1960年代に子どもだった尾仲さんが写った白黒写真を彩色し、自身の還暦を記念して今年発表した写真集「Long time no see」の2冊から34点の写真で構成する。

 「Neko wa Neko」からは、尾仲さんがこれまで旅先で撮りためた写真の中で、果物店の商品棚や道端、屋根の上など、風景に溶け込んだネコの写真を展示。「Long time no see」からは、写真好きだった尾仲さんの父親が、遊具や行水、花火などで遊ぶ幼少期の尾仲さん撮影した白黒写真に、彩色を施している。

 同ギャラリーの橋本大和さんは「尾仲さんの写真は、見方を押し付けてこない。同じ写真でも時間をおくと、また違う面白さに気付いたりする」と話す。

 開催時間は11時~19時。4月6日休廊。入場無料。4月12日まで。

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