湊町リバープレイス(大阪市浪速区湊町1)北側の広場に9月25日・26日、野菜や果物などの農産物や、加工食品などを販売する屋台村が登場した。
同屋台村は、農林水産省が推進し全国7都市で行われている住民参加型の市場「マルシェ・ジャポン」の大阪エリアでの企画として採択されたもので、野菜や果物などの卸を行う東果大阪(大阪市東住吉区)が運営している。今月18日からプレオープンしており、毎週金曜・土曜を中心に実施している。
湊町リバープレイスに登場したのは、いがぐりにこだわる「大翔」、賀茂ナス、丹波栗などの京野菜を販売する「矢尾吉」、大阪ピクルスの「貴重」、島根産の天然うなぎの「料亭ひがしや」、沖縄のハイビスカスジュースなどを販売する「ワンワールド」など13店。野菜、果物、肉、魚をはじめ、加工食品、総菜、酒類、乳製品、花木などの生産者を中心に出店者を募っており、10月の本オープン以降は30ブース程度に規模を拡大して実施する。
東果大阪の新開茂樹さんは「生産者と消費者との出会いの場を提供するのが目的」と話す。開催期間は来年3月末までだが、「イベントも実施するなどし、屋台村の認知度を高めて根付かせたい。来年以降も実施を考えており3年は続けたい」と抱負を語る。11月以降は毎月1回、来場者による人気投票で新種野菜のグランプリを決定する「V-1(ベジワン)グランプリ」も行う予定。
屋台村は、湊町リバープレイスを中心に出店するが、奈良や京都などでのイベント的な出店も計画しており、広域なんば圏では、道頓堀川の遊歩道「とんぼりリバーウォーク」の戎橋~太左衛門橋間にも出店する。詳しい出店スケジュールはホームページで随時告知する。
「マルシェ」はフランス語で「市場」「マーケット」「青空市」を意味しており、パリやニューヨークなどの都心部では、生産者が新鮮な農産物を販売する「マルシェ」が暮らしの中に根付いているという。
開催時間は11時~16時。