見る・遊ぶ

心斎橋のイタリアンでライブペインティング-弦楽五重奏とコラボ

クラシックの生演奏をバックに、30分間で「即興」作品を完成

クラシックの生演奏をバックに、30分間で「即興」作品を完成

  • 0

  •  

 心斎橋のイタリアン&ギャラリー「CIRCO MITALI’(チルコミタリ)」(大阪市中央区心斎橋筋1、TEL 06-4708-3900)で10月2日、弦楽五重奏の演奏とライブペインティングのコラボイベントが行われた。

現役音大生の室内弦楽団「momoq(モモキュウ)」

[広告]

 今月15日まで開催するグループ展「Crepuscolo(=たそがれ)」のオープニングパーティーとして行われた同イベント。出展作家の畠田充康さんが、「クラシックの音色をバックに、30分で完成する『即興』作品の制作過程を楽しんでもらおう」と企画したもの。「事前に決めていたのはブルーとオレンジを使うということだけ。あとは演奏に身を任せて描いた」という畠田さん。青空が描かれたキャンバスに向かうと、白い雲や町並み、町を照らすオレンジ色の夕日、それを眺める女性などを次々に描き出した。

 「だんだん日が落ちていくたそがれ時」を音楽で表現したのは、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスから成る室内弦楽団の「momoq(モモキュウ)」。京都市立芸術大学音楽学部に通う5人は、今年4月にも畠田さんと「共演」したほか、コンテンポラリーダンスに合わせて演奏を行うなど、グループで演奏活動を行う。

 「たそがれというテーマを聞いて、夕焼けから夜空に変わっていく様子が浮かんだ」と話すメンバーの小林桃子さん。そうした「移り行く空の色をイメージした」選曲は、レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア・第3組曲」の優雅な音色で始まり、ドボルザークの「弦楽五重奏曲第2番ト長調」で激しいリズムを奏で、チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」で緩やかに幕を閉じた。演奏の終了と同時に畠田さんが完成した作品を披露すると、観客からは大きな拍手が起こった。

 同作品は、3人の写真家がそれぞれの視点で「黄昏」というテーマをとらえた作品とともに展示される。

 営業時間は16時~24時。月曜定休。展示は今月15日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース