大丸心斎橋店・本館(大阪市中央区心斎橋筋1)地下2階の催事スペースで10月31日、パティシエなどを養成する専門校「レコールバンタン大阪校」(西心斎橋2)の学生が、大阪の人気店「パティスリー ルシェルシェ」(西区)と「パティスリー ラヴィルリエ」(北区)とコラボレーションしたオリジナルスイーツの販売を始めた。
同校が、在学中の学生をプロデビューさせる目的で、実際の店舗やブランドとの産学協同により現場経験の場を提供するために企画したもので、「パティシエ&ブランジェ専攻」の学生22人が参加し、レシピ考案、制作、販売を行う。
制作テーマは「オマージュ」で、学生は2つのパティスリーの看板商品を全く新しいスイーツにアレンジした。その後、パティシエと大丸による投票が行われ、パティスリーラヴィルリエとコラボした「ショコラ・キャラメル・サレ・スープ」「オマージュ・テメレール」(以上480円)、パティスリールルシェルシェとコラボした「タルト・婆娑羅(ばさら)」(525円)、「オマージュ・ピエス」(483円)の4作品が店頭に並んだ。
イチゴコンポートやカスタードを使い、メレンゲに山椒を入れた「オマージュ・ピエス」を考案した藤原真穂さんは「以前スイーツに山椒を使っているのを知って、今回のスイーツにどうしても使ってみたくて取り入れたが、最初はなかなか香りなどが合わなかった。パティシエの方にアドバイスをもらい改良を重ねて、納得がいく作品ができた」と話す。
同校の広報担当長尾大樹さんは「地元を代表する新進気鋭のパティシエと学生がコラボして今までに見たことのないスイーツができた。今後も、産学共同し、地元を盛り上げていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~20時30分。今月6日まで。