テスラモーターズジャパン(東京都港区)は6月3日、心斎橋の「テスラ心斎橋」(大阪市中央区南船場4)で、スマートフォンの操作でリモート駐車ができる機能「サモン」を搭載したセダンタイプの電気自動車「モデルS」の展示・試乗を開始した。
米国電気自動車メーカー「テスラモーターズ」は、2010年10月に東京・青山に日本初の直営店をオープン。関西の旗艦店となる同店は、2015年8月にオープンした国内2番目の直営店。
スマートフォンによるリモート駐車機能「サモン」は英語で「呼び出し」という意味で、専用のアプリを用いて画面上の「前進」と「後退」をタップすると、ラジコンのように車を動かせる。1度に動かすことができる範囲は12メートルで、前後動作のみ可能。米国では1月に、国内では5月18日にサービスの提供を開始した。障害物を検知すると自動停止。狭い駐車スペースやガレージに駐車する際に便利な機能としてリリースした。
2014年から国内での納車を開始した量産型モデルの電気自動車「モデルS」はデザインを刷新。ヘッドランプをフルLED化したほか、従来の黒いノーズコーンを外し、テスラの「T」エンブレムを強調したフロントデザインを採用した。装備されている充電器は、40アンペアから48アンペアにアップグレード。オプションで、汚染物質を排除するHEPAフィルター選ぶことが可能になった。6月下旬から納車を開始する。