なん経の年間PVランキング1位は千日前の「ジュンク堂」閉店

3月21日に閉店した「ジュンク堂書店 千日前店」

3月21日に閉店した「ジュンク堂書店 千日前店」

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 2011年の「高島屋大阪店」の全館リニューアル、2012年の「なんばパークス」のリニューアル、「Zepp Namba」のオープン、「H&M心斎橋店」「FOREVER21大阪道頓堀店」の出店以降、これといった大型開発、出店がない状態が続いている大阪ミナミエリア。2016年、なんば経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、千日前の書店「ジュンク堂書店 千日前店」の閉店を伝える記事だった。

 なんばグランド花月前にあった「ジュンク堂書店 千日前店」は、ジュンク堂書店の大阪1号店として1996年にオープンした。1階から3階合わせて約900坪の大型書店で、「ゆっくり本が読めるように」と導入した試し読みチェアは、ジュンク堂では同店が初めてだった。

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 2位以下のトップテンは全て飲食店や食べ物に関する話題となっており、「くいだおれの街」を象徴する結果となった。中でも3位のピザ店「エーピッツァ」は、1人前サイズで提供するピザが「目からうろこ」「こんなものが欲しかった」「これで1人でもピザが食べられる」などとSNSで拡散され話題に。4位の「南海そば」の「具が多すぎるそば」は、そばが見えなくなるほどに10品をトッピングした見た目のインパクトが大きかった。

 ランキングは、今年1月1日から12月19日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. なんばのジュンク堂が3月21日閉店へ 「お客様に育てられた店舗」と店長(3/1)
2. 大丸心斎橋で「秋の大北海道市」 ジャガイモクレーンゲーム登場も(9/14)
3. なんばに「1人前サイズ」のピザ店「エーピッツァ」 関西初出店、291円から提供(9/16)
4. 南海そば、50周年記念で「具が多すぎるそば」 10品トッピング(6/28)
5. 道頓堀に新たな名物「道頓堀クレープ」誕生 果物にこだわる(7/16)

6. シャンプーハットてつじさんプロデュース「宮田麺児」、2度の閉店乗り越え心斎橋に復活(2/16)
7. 難波神社で「お肉だ!ビールとワインの秋祭り」 14店以上が参加(10/5)
8. 高島屋で「春の大北海道展」 イチゴのスイーツ多数登場、イートインも(4/13)
9. 南船場に「相席」パンケーキ店 パンケーキ食べ放題、男女の出会いの場に(9/7)
10. ミナミエリアにダシ専用自販機が初登場 「お茶じゃない」話題に(8/2)

 百貨店の物産展として最も人気のある「北海道物産展」が2位と8位にランクインしたのも今年の特徴。2位の大丸心斎橋店の「秋の大北海道市」では、クレーンゲームでジャガイモをつかむ「じゃがいもキャッチャー」を取り上げたところ、話題を集めた。

 9位の「相席パンケーキ店」は、最近増えている「相席」スタイルの店の新たなカテゴリーとしてパンケーキ店が登場したことで話題に。10位の「ダシ専用自販機」は、広島県の二反田醤油(しょうゆ)が製造・販売する和風ダシの自動販売機がミナミに初設置されたことを伝える記事。「なぜダシ?」「ドリンクと間違えそう」といった声や、「このダシはおいしい」といった利用者の声もあり、幅広い層の関心を集めた。

 ミナミエリアでは当面、大規模な開発は予定されていないが、11月に行われたなんば駅前の社会実験「なんばひろば改造計画」や、同じく11月にスタートしたなんばマルイ西側の御堂筋の自転車専用レーンの整備が象徴するように、なんば駅前の再整備に向けての機運が高まっている。