大阪・北堀江で10月7日~8日、専門スクール生と大学生が企画するポップアップショップ「CUE」(大阪市西区北堀江1)が期間限定でオープンする。
「文化×若者」をコンセプトに、四季ごとに毎回異なったテーマで服・雑貨・本などを提供する同店。企画者は、バンタンデザイン研究所大阪校2年生のMOMOCHANさんと関西外国語大学3年生のゆうちさん。2人が「同世代である20代の人たちは、流行に合わせてファッションを身に着けたり音楽を聞いたりするが、ファッションや音楽は文化の中で作られて歴史があるもの。若者は知らない人が多いのではないか」と感じたことがきっかけだという。MOMOCHANさんは「五感を通してファッションや音楽の文化を体感することで、流行に関係なく本当に自分が好きなものに出会えるきっかけとなる店を作りたくて企画した」と話す。
今回は「あなたの分岐点を見つけてみませんか?」をテーマに、2人が選んだ約50種の服や本、雑貨を置く。フリルとレースをあしらった「お花の刺繍ネグリジェワンピ」(1,000円)、小豆色のチャイナ服「チャイナset up」(800円)、手が大きく描かれた「御手手トートバッグ」(2,000円)など。「大人も子どものようにときめいてほしい」ことから、海外で購入した人形「乙女のおもちゃ」(300円)や、2000年代に発売された漫画「グミ・チョコレート・パイン全6巻」(600円)を古本で販売する。
約13平方メートルの店内は、土足禁止。内装は「色々なことに興味がある女の子の部屋」をイメージし、さまざまな色・柄・素材の布を壁に貼ってカラフルな空間に仕上げる。店内には音楽の視聴コーナーも設け、ファンクやヒップホップ、テクノ、ポップスなど約30種のさまざまなジャンルの曲を用意。自分で聞きたい曲を選んで聞くことができる。
MOMOCHANさんは「自分の好きなものが分からない人に来てほしい」と話す。ゆうちさんは「新しいものを知りたい、見つけたい、触れたいと思っている方、自分の日常に退屈だと思っている方、ぜひお越しください」と呼び掛ける。
営業時間は13時~18時30分(8日は19時30分まで)。