心斎橋のカフェ「グロリアスチェーンカフェ心斎橋」(大阪市中央区南船場3、TEL 06-6258-5344)が9月3日、期間限定で神戸の老舗とんかつソースメーカー「オリバーソース」(神戸市中央区)とのオリジナルコラボメニューの提供を始めた。
日本で初めてとんかつソースを作ったパイオニアといわれるオリバーソース。さらなる普及を目指し2014年に発足した「とんかつプロジェクト」で、1100店以上の店舗調査を行った「とんかつソースのデータベース」を基に、同店を運営するトランジットジェネラルオフィス(東京都港区)と共同でメニュー開発を行った。
オリジナルのフードメニューは2種。とんかつで食パンをサンドした「ワイルドとんかつサンド」(1,700円)とハンバーガーバンズが付く「とんかつ定食バーガー」(1,300円)は、「どろソース」や「特級とんかつソース」など5種のソースがかけ放題。「とんかつソースのデータベース」によるとパン粉が重要視されていたことから、粗びきのパン粉を使ってザクザク感を表現し、通常のとんかつ定食を店で人気のハンバーガースタイルでアレンジした。ライス、ピクルス、キャベツもお代わり自由。
とんかつに合うよう考案したという「とんかつソースのためのレモネード」(980円)も販売。オリバーソースの「瀬戸内レモンのとんかつソース」からイメージしており、とんかつソースの瓶に入れたレモネードを1本そのまま提供し、ソーダで割って楽しめるようにする。
期間中、日本初となるオリバーソース社認定「ソースソムリエ」の林浩信さんが来場。5種のソースから客に好みのものを提案したり、うんちくを語ったりする。林さんは「ソースは縁の下の力持ちのような存在。ここまでソースにスポットを当てた愛のある企画は初めて。味と香りがそれぞれ違うことを知ってほしい」と話す。
「とんかつプロジェクト」リーダーの道満龍彦さんは「とんかつ定食のスタイリッシュな仕上がりにわくわくしている」と期待する。「ソースはそれぞれ製造過程が違っており個性があるのに、家庭では何種類も置くことができない。今までにない食べ比べで、好きな味を決めてもらえたら」と呼び掛ける。
営業時間は11時~23時。今月30日まで(延長の可能性あり)。