代々木アニメーション学院(東京都千代田区)が商業施設「なんばパークス」(大阪市浪速区難波中2)内に2020年春、難波校を開校する。
クリエーターを育てる専門学校として1978(昭和53)年、東京・神田で開校した同学院。札幌、名古屋、福岡などで8つの校舎を展開し、これまで12万人の卒業生を輩出した。9校目となる難波校開設を機に大阪・東京で新学部、新学科を開設し、幅広く募集する。
芸能マネジメントやイベント企画、劇場の運営などを学べるエンタメスタッフ学部、ゲームプランナーやゲームクリエーターを育てるゲーム学部を新設するほか、既存のエンタメ学部にはユーチューバー学科を用意する。ユーチューバーは動画共有サービス「ユーチューブ」で独自制作した動画を公開する人の総称で、日本FP協会が発表する小学生が将来なりたい職業ランキングでも6位(2018年度)にランクインしている。
社会人向けに、平日の夜や土曜、日曜の週1回のレッスンで、声優やイラストのプロの技術が学べる「週一コース」も開設予定。柳瀬泰久大阪校校長は「(なんばパークス内は)庭園やレストラン、映画館もあり、アニメやエンターテインメントを学ぶ場所として刺激に満ちた最高の空間。ここから世界に作品を発信するクリエーターを育てていきたい」と話す。