北海道の食材や料理を集めた「北海道展」が9月30日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階で始まった。
毎年春と秋に開催する人気催事として定着していたが、今年は新型コロナウイルスの影響で春の開催を中止。今回は出店数を47店と昨年の半数程度に縮小して開催する。大阪店への集中を避けるため、例年は時期をずらしていた京都店でも同時開催する。
イートインコーナーは、「らーめん 信玄」「鮨処(すしどころ) 竜敏」「積丹料理 ふじ鮨」の3店が出店。ラーメンやすしなどを提供する。密を避けるため、時間帯別に分けた整理券を配ったり、通路幅を例年の倍設けたりするなど感染予防に努める。実演販売では「木川商店」「中札内 田舎どり」「海のや」など9店が出店する。
初めての取り組みとして自宅で調理できるセットとして、刻み昆布やスルメが入った「松前漬けの素」(540円)などを用意。「生珍味3種盛合わせ」(1,080円)や「酒の肴(さかな)3点セット」(756円)など自宅でお酒と楽しむつまみなども充実させ、巣ごもり需要を狙う。
同展に10年以上出店を続ける「佐藤水産」(北海道札幌市)の足立幹彦営業部長は「大阪店は1年ぶりだが、それでも買いに来てくれる常連さまがいることがうれしい」と久々の開催を喜んだ。
営業時間は10時~20時(最終日は17時まで)。10月13日まで。