なんば経済新聞の2020年PV(ページビュー)ランキングは、「大阪府のプレミアム付き食事券の詳細が明らかに 10月7日に受付開始」が1位になった。
プレミアム付き食事券は購入額の25%が上乗せされるもので、受け付け開始直後から専用サイトにアクセスが殺到し「サイトにつながらない」「買えない」という不満の声が多く上がった。発行はファミリーマートが請け負ったが、「用紙が不足して発券できない」という店が続出し、さらに不満を抱かせた。同券の受け付けはこれまでに3回あったが、その都度記事へのアクセスが増えるなど「お得感」に敏感な大阪らしさを見せつけ、同記事が年間PV1位に輝いた。
年間ランキングは、今年1月1日から12月9日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 大阪府のプレミアム付き食事券の詳細が明らかに 10月7日に受付開始(9/18)
2. 大阪高島屋にバタースイーツブランド 関西初出店(11/20)
3. 高島屋が営業時間短縮 新型コロナウイルスの影響受け(2/28)
4. 高島屋東別館にフードホール 壁面にプロジェクションマッピングも(7/10)
5. なんばに卵かけご飯専門店「TKG OSAKA」 播磨地卵の魅力発信(3/17)
6. なんばパークスにおむサンド専門店 大阪初出店(10/26)
7. コスプレの祭典「日本橋ストリートフェスタ」中止 新型コロナの影響で(2/19)
8. 高島屋大阪でマスクの催事 ご当地マスクなど5000点(10/7)
9. なんばCITYに台湾カステラ専門店 「ふわしゅわ」食感が特徴(6/17)
10. 心斎橋にミニストップのソフトクリーム専門店「ミニソフ」 大阪初出店(8/28)
2位には大阪に初出店したバタースイーツブランド「butters」がランクイン。ジャージー牛の乳から作るバターは濃厚な味わいが特徴という。6位、9位、10位も大阪初出店で、全てテークアウト業態で展開している。10記事中6記事が「食」に関する内容で、「食いだおれの街・大阪」を改めて感じさせる結果となった。
3位には高島屋大阪店の営業時間短縮を伝える記事がランクイン。従業員が客に事情を説明する状況があちこちで見受けられた。同記事は上半期PV1位も獲得している。8位の「高島屋大阪でマスクの催事」は、柄付きのマスクを求める人が多かったことなどから企画されたもの。機能性からデザイン性に、人々の趣向が変わっていることが伺える。
11位以下ではラオックスの新業態店が道頓堀にオープンした記事(12位)、来年3月に心斎橋にオープンするホテル「W Osaka」を報じた記事(15位)、大丸心斎橋店での食品ロスイベントの記事(18位)などがあった。