シンガポール発のファッションブランド「CHARLES & KEITH(チャールズ&キース)」が3月20日、心斎橋筋店をオープンする。運営は「チャールズ&キース ジャパン」(東京都渋谷区)。
2013(平成25)年、横浜に国内1号店をオープンした同ブランド。一時は国内13店舗を展開するものの、2016(平成28)年の原宿店閉店を最後に日本から撤退した。撤退の理由について、「ブランド認知が進まないまま地方や郊外型モールへ展開しており、価格で勝負するビジネスモデルになっていた」と広報の関野洋平さんは明かす。
運営会社を変えて2018(平成30)年、名古屋に再出店。都心部の一等地に出店するなど「ブランドの浸透」を重視した。現在は国内6店舗を展開し、心斎橋筋店で7店舗目になる。SNSの発信に力を入れたことでEC事業も好調で、客単価は1万円前後だという。
心斎橋筋店は約128平方メートルで、グレーを基調とした内装が特徴。もともと2階建てだった場所を1フロアにし、天高6メートルの開放的な空間に変えた。バッグやシューズ、ポーチ、アクセサリーなど700~800種類の製品を取り扱う。実店舗でしか販売しない商品もそろえる。
ゼネラルマネジャーの青木洋明さんは「2020年は前年と比べ売り上げが倍。今年もすでに売り上げ目標の95%は達成している。実店舗からECへ流す戦略がうまくいっている」と好調の理由を話す。23日には梅田への出店も予定していて、青木さんは「2023年には15店舗の展開を目指し、関西・中部・関東エリアでブランド認知を高めていく」と意気込む。
営業時間は11時~21時。大阪府の要請により変更する可能性あり。