南海電鉄が9月14日、JR西日本、近鉄、京阪、阪急、阪神、大阪メトロとの乗り継ぎをアシストする「磁気連絡定期券」の販売を終了する。
磁気定期券の販売枚数が減少していることや、新型コロナウイルス感染拡大後のキャッシュレスや非接触サービス需要の高まりを受け決定した。
南海電鉄の調査によると、現在IC連絡定期券の利用率は80%以上で、磁気連絡定期券の利用率を大幅に上回る結果となっているという。南海各駅相互間ではIC定期券の利用率は70%としている。
JR西日本との連絡定期券のうち、羽衣・三国ヶ丘連絡で南海-JR西日本-南海の区間を利用する磁気連絡定期券の発売は続ける。南海各駅相互間の定期券、泉北高速鉄道、阪堺電気鉄道、水間鉄道との連絡定期券、南海グループバスとの連絡定期券は、磁気連絡定期券販売を継続する。
南海電鉄では今後、PiTaPa定期券やICOCA定期券の利用促進を図る方針という。